2018年2月24日土曜日

ホシダ

清教学園の高2I・2J教室の廊下側の窓から外を覗くと、シダ植物やコケ植物がたくさん生えています。山の中の景色のようで観察してみるととてもおもしろいです。

このブログではいつも木本や草本ばかり紹介しているので、今日は「シダ植物」をご紹介します。「シダ植物」は「種子植物」とは異なり、花もつけず、果実も種子もできません。しかし根・茎・葉の区別があり、もちろん光合成もします。子孫は種子ではなく胞子で増やします。

シダ植物の中でもよく見られるのがこの「ホシダ」です。葉の先端だけが細長くなっているのが特徴で、これをやりの穂先に見立て「ホシダ」という名前がついています。
 裏面には「胞子嚢(ほうしのう)」がたくさん並んでいて、ここで胞子を作っています。
(清教学園で2月24日に撮影)

2018年2月23日金曜日

スイセン

以前から清教学園でもスイセンは咲いていましたが、最近ではより多くのスイセンが咲いているのを見かけます。スイセンはヒガンバナ科の有毒植物で、たまに「ニラと間違えてスイセンを食べて食中毒を起こした」というニュースを見ることもありますね。
以前の「ハナニラ」の投稿記事でもその話を載せていますので、よければご覧下さい。
記事→http://seikyorikabu.blogspot.jp/2017/08/blog-post.html

さて、よく見るスイセンですが、改めて見ると「白い花びらに黄色の花びら??」…非常に面白い構造をしていますよね??白いのが基本の花弁で6枚ですが、それとは別に花冠の一部が伸びてできた黄色の「副花冠(ふくかかん)」と呼ばれる構造を持っています。













(清教学園で2月23日に撮影)

(花びらのことを「花弁(かべん)」と言い、複数の花弁からなる花の器官を「花冠(かかん)」といいます。)

2018年2月15日木曜日

ナンテン

前回の投稿から2ヶ月ぶりとなってしまいました。
冬になると目に付くような花が少なくなってしまうのが残念ですね。
また春になるのが楽しみです。


さて、この赤い実は何という植物のものでしょうか??
…河内長野駅を出たところで撮影したものです。
(河内長野駅で1月13日に撮影)
「ナンテン」ですね。常緑の低木で、このナンテンも高さ1mほどでした。
花期は夏ですが、このような赤い特徴的な実をつけるのは冬11月〜2月頃です。
果実を乾燥させたものが、「南天のど飴」など咳止めとして利用されます。

清教学園の校内でも食堂裏にナンテンがあるのを見つけました。
(清教学園で2月15日に撮影)