2019年6月7日金曜日

オオカナダモ

生物室に置いてあるオオカナダモに花が咲いていました。オオカナダモは南アメリカ原産で、別名アナカリスとも呼ばれ、金魚草などとして利用されています。葉が薄く、処理をせずにそのまま細胞を観察できることから、よく中学校や高校でも利用されています。葉緑体が移動する原形質流動も簡単に観察することができます。

オオカナダモは日本の侵略的外来種ワースト100にも指定されているほど、繁殖力が強く、水に浮かべておくだけでどんどん増えていきます。

(6月5日に清教学園の生物室で撮影)

せっかくなのでここで水生植物について簡単に説明しておくと、水生植物は生活様式の違いから、次の4つにグループ分けすることができます。
抽水植物・・根は水底の土にあって、茎や葉は水面から上に伸びる。
浮葉植物・・根は水底の土にあって、葉が水面に浮かんでいる。
沈水植物・・根は水底の土にあって、茎や葉は水面下に沈んでいる。
浮遊植物・・根は水中にあり、植物体が水面に浮かんでいる。
さて、オオカナダモはどれに当てはまるでしょうか?もちろん沈水植物ですね!

画像はhttp://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/wtplant/wtplant/14006.htmlより

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