2018年6月7日木曜日

コモチマンネングサ

この「コモチマンネングサ」の持っている2つの特徴は「高校生物」の教科書などにも登場します。まず名前の由来ですが、「むかご」を作って繁殖することから「子持ち」、そして多肉質の葉で乾燥にもよく耐えるので「万年草」という名前がついています。

普通、植物は雄蕊の花粉が雌蕊の柱頭につき、精細胞と卵細胞が合わさって受精し、胚ができますよね?しかし「むかご」は無性生殖の1つ「栄養生殖」を行う栄養器官です。このむかごが落ちると、新個体ができます。栄養器官(根、茎、葉)から新個体ができるというところが面白いですね!

栄養器官から新個体ができる例を他に知っていますか?例えばジャガイモ(塊茎)やサツマイモ(塊根)もそうです。栄養器官である茎や根を植えると、そこから芽が出てきます。

 写真は清教学園通学路「しらかしの径」で5月25日に撮影
コモチマンネングサは乾燥に耐えるCAM植物(カム植物)でもあります。これについても時間があるときに説明したいと思います。

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