2018年3月31日土曜日

ソメイヨシノ満開

これは3月29日に清教学園で撮影したソメイヨシノです。桜が満開で本当にきれいですね!

下の写真は以前の記事でお伝えしていた「下には白のユキヤナギ、上にはピンクのソメイヨシノ」を撮影してみました。いかがでしょうか??(同じく3月29日に清教学園で撮影)

さて、ソメイヨシノを観察しているとわずかな色の違いに気づくことがあります。
「咲き始めは花弁はピンク色で満開の時には白色に近づく」と記載されていたり、また、「花の中心部(花弁基部)ははじめ薄ピンク色で、花糸はほぼ白色、散り始める直前までに色素量が増加して花弁基部も花糸も真っ赤になる」と記載されていたり‥。色の移り変わりを観察してみてもおもしろいかも知れませんね!




2018年3月30日金曜日

レンギョウ

以前ユキヤナギの記事で「下には白のユキヤナギ、上にはピンクのソメイヨシノが美しい」とご紹介しましたが、この時期「下には黄色のレンギョウ」がきれいに咲いているのもよく見かけます。単に「レンギョウ」と呼ばれる種 は花弁の先が丸いので、これは正確には「シナレンギョウ」であると思われます。
 
(写真は清教学園で3月26日に撮影)
レンギョウは雄蕊(雄しべ)と雌蕊(雌しべ)の長さが異なり、自家受粉を避けています。このように雄蕊と雌蕊の長さが異なることを「異型花柱性」と言い、「異型花柱性」には雄蕊が高くて雌蕊が低い「短花柱花」とその逆の「長花柱花」の二つの型の花があります。
 
「シナレンギョウは「長花柱花」のものが多い」と図鑑に書いてあり、実際に観察してみると、すべての花で「長花柱花」が見られました。挿し木で増やされるので、たまたまシナレンギョウでは「長花柱花」の株ばかりが増やされてしまったのかも知れませんね。また時間があれば「短花柱花」があるのか探してみたいですね!


            (写真は清教学園で3月26日に撮影)

昨年度の「レンギョウ」の記事はこちら↓
http://seikyorikabu.blogspot.jp/2017/07/blog-post_31.html

2018年3月29日木曜日

クサイチゴ

この写真は3月26日(月)に清教学園で撮影したものです。グラウンドの外壁にこの「クサイチゴ」が密集して生育していました。クサイチゴは低木ですが、背丈が低いので「草イチゴ」という名前がついています。(「草」とつきますが、草ではなく低木なので「木」に分類されます。)クサイチゴの実は食用として食べることができます。食べられる野イチゴとしてもっとも有名なのがこのクサイチゴですね。実ができるのは5月末頃でしょうか??




昨年度のクサイチゴとヘビイチゴの記事はこちら↓

サクラ(ソメイヨシノ)

いよいよ清教学園のサクラも満開になりました。今年は開花が平年より早いので、入学礼拝式には見頃を終えていそうですね。ただ、ある先輩の先生は次のようなことを言っていました。

サクラが咲いている姿を見ながら新生活をよくイメージするが、サクラにとって花が咲く時期は「終わりの時期」、サクラにとって葉がつき始める時期こそが本当の「始まりの時期」である。

そう思うと、皆さんと一緒に「新生活」が始まるサクラの様子も良いように感じませんか‥??

 私の座席の窓から見えるソメイヨシノです。(3月29日清教学園で撮影)


昨年アップしたサクラ(ソメイヨシノ)の記事はこちら↓(初投稿した記事です。)
http://seikyorikabu.blogspot.jp/2017/07/blog-post.html


3日前の様子(3月26日清教学園で撮影)



2018年3月26日月曜日

ユキヤナギ

春の花と言えば「サクラ」のイメージが強いと思いますが、私はこの「ユキヤナギ」も好きです。ユキヤナギは低木なので、「上にはピンク色のサクラ、下には白色のユキヤナギ」と共演している姿が本当にきれいです。清教学園でもしらかしの径を登りきったところにこのサクラとユキヤナギが今きれいに咲いています。(サクラはまだ満開にはなっていませんが‥)

自生しているものでは川岸の岩などに生え、ユキヤナギの細くしなやかな枝は、水の抵抗が少なく、川が濁流になった時でも耐えられるようになっています。

また「ユキヤナギ」の名前は、ヤナギの木に似たしなやかな枝と、花が降り積もった雪を連想させることに由来します。

(写真はすべて清教学園で3月26日に撮影)

昨年の「ユキヤナギ」の投稿記事はこちら↓

ツバキ

以前サザンカを紹介した時に、「サザンカとツバキの見分け方」を紹介しました。
その時はまだツバキが咲いていませんでしたので、今回はツバキの写真をアップしたいと思います。
ツバキ(清教学園で3月8日に撮影)
葉には鋸歯が目立ちません(下写真)

サザンカ(清教学園で3月8日に撮影)
 葉には鋸歯があります(写真ではわかりにくいですが‥)

サザンカ…ツバキ科ツバキ属。秋〜冬(10月〜2月頃)に花を咲かせる。花びらが1枚1枚落ちる。葉はツバキよりも小さく、鋸歯がある。
ツバキ…ツバキ科ツバキ属。冬〜初春(12月〜4月頃)に花を咲かせる。花がまとまって落ちる。葉に鋸歯がない

下の写真は清教学園で3月14日に撮影したものです。
花がまとまって落ちているので「ツバキ」ですね!!

以前アップしたサザンカの記事はこちら↓

2018年3月12日月曜日

サンシュユ

前回の投稿で「シダレウメ」を紹介しましたが、そのすぐ近くで「サンシュユ」がきれいに咲いています。サンシュユは「山茱萸」の音読みで、「茱萸」はグミのことです。秋にはグミのような赤い実を実らせることからその名前がついており、別名「ヤマグミ」とも呼ばれています。(写真は3月10日に清教学園で撮影)


以前テレビ番組で「温めた牛乳にサンシュユの枝を入れ一晩放置しておくとヨーグルトになる」というのをやっていました。時間があるときにやってみようかなと思います。

2018年3月10日土曜日

シダレウメ

前々回の投稿で清教学園の「ウメ」が咲き始めたことをお伝えしましたが、第二体育館横の「シダレウメ」は今満開です。第二体育館横を通って通学してする生徒も多いので、皆さんも今のうちにシダレウメをチェックしてみてくださいね。非常に綺麗です。
(写真は3月10日に清教学園で撮影)

ちなみにウメ、モモ、サクラの見分けは皆さん知っていますか?いろいろな見分け方がありますが、下の画像は見分ける1つの方法です。参考にしてみて下さい。
http://corobuzz.com/archives/63992より画像を引用 




2018年3月5日月曜日

大仙公園観察(3/4)

いつもは清教学園校内の植物を紹介していますが、昨日は大仙公園で野草を観察しましたのでそれをご紹介したいと思います。まだまだ暖かくなりはじめたばかりですが、少しずつ花を咲かせている植物も増えてきましたね!(ちなみにここで紹介した「オオイヌノフグリ」や「ハコベ」「タネツケバナ」は清教学園でももう咲いています。)
       
オオイヌノフグリ
タチイヌノフグリ
☆見分けのポイント☆
大きさがかなり違うので見分けやすいと思います。
・オオイヌノフグリの花の直径1cm
・タチイヌノフグリの花の直径3mm

花柄が見られるオオイヌノフグリと、そのまま花がついているように見えるタチイヌノフグリ。
・オオイヌノフグリには花柄が見られる。
・タチイヌノフグリの花柄は非常に短い。
※「花柄」は「かへい」と読みます。「はながら」ではないですよ。また花柄は花を支えている茎です。
オランダミミナグサ

ハコベ
☆見分けのポイント☆
・オランダミミナグサの花弁の切れ込みは浅い。花弁が5枚に見える。
・ハコベの花弁の切れ込みは深い。花弁が10枚に見える。



左の写真もオランダミミナグサです。
花弁を閉じている姿もよく見ますね。







ホトケノザ

ヒメオドリコソウ

☆見分けのポイント☆
・ホトケノザは葉の形が丸みを帯びている。頂部の葉色が「緑色」
・ヒメオドリコソウは葉の形が三角形。頂部の葉色が「赤紫色」になることが多い。
ポイントもありますが、写真を見る方がわかりやすいかも知れません。

オオキバナカタバミ
「オオキバナカタバミ」と「カタバミ」の違いは、オオキバナカタバミは花径が大きいこと、葉に紫色の斑点があることです。

タネツケバナ

タネツケバナはアブラナ科なので花弁が4枚です。オランダミミナグサやハコベは花弁が5枚なので違いが分かると思います。 下の写真のように果実の鞘(さや)が上を向いていることも特徴です。

プラタナスの果実
 地面にプラタナスの果実が落ちていました。(バラバラになっていましたが…)
(「プラタナス」はスズカケノキ属に属する植物の総称です。)下の3つはよく見る果実ですね!皆さんも見たことがあるかも知れません。(左から「モミジバフウ」「タイワンフウ」「プラタナス」です。)
https://ameblo.jp/purebloom/entry-12134716423.htmlより画像を引用

ムクドリ
「ムクドリ」も発見したので写真を撮りました!ムクドリとよく比較されるのが「ヒヨドリ」「ツグミ」ですね!それぞれの違いを簡単に載せておきます。
ムクドリ…頬と尻に白色。足とくちばしが黄色。尾が短い
ヒヨドリ…全体的に灰色。頰は茶色。
ツグミ…全体的に茶色。目の上に白く太い線。胸にまだら模様
ヒヨドリ

ツグミ

ヒヨドリ:http://www.orsigioielli.com/wp-content/uploads/2016/02/20070331172228.jpg
ツグミ:https://matome.naver.jp/odai/2142205506611163101/2142205521211329003


2018年3月3日土曜日

ウメ

今日清教学園でもウメが咲いているのを見つけましたので写真を撮りました。
実は以前にも「ウメ」の記事を投稿していて、「ブログを始めてちょうど1周(1年分)経ったのだな…」とウメが咲いているのを見て感じました。
(以前の記事→https://seikyorikabu.blogspot.jp/2017/07/normal-0-10-pt-0-2-false-false-false-en.html
私が植物を観察するのは時々ですが、それでも1年観察してきたので、「そろそろ◯◯が咲く時期かな?」などと感じながらこの1年を過ごせそうなので非常に楽しみにしています。またもうすぐ春になり、植物の見頃になるのでそれもまた楽しみですね!

ウメの英名はJapanese apricotで、apricotはアンズです。アンズもウメの近縁種なんです。

いくつか花が咲いているのを見つけました。この場所は日当たりがあまりよくないからでしょうか?少し花が咲くのが遅いような気がします。
遠くから見るとこのような感じです。一見花が咲いていることに気付きにくいですね。
(写真はすべて3月3日(土)清教学園で撮影)