2017年7月13日木曜日

「コナスビ」

最近は「木本」の投稿が多かったですね。今日は「草本」(野草)を1つご紹介します。

野草はよく「雑草」などと言われて邪魔者扱いされていますが、それは人の感覚によるものです。植木鉢で育てられる植物も、もともとは世界で咲いていた野草、あるいは野草に品種改良を加えたものです。個人的には、植木鉢で植えられている花よりも、小さくても自然に咲いている野草が好きですね。

さて本題に戻って、今日紹介する草本はこれです。(清教学園で7/12に撮影)
どこで咲いているか分かりますか??花の直径も1cmに満たないので、普通に歩いていると絶対に気付きません。
「コナスビ」という草本で、サクラソウ科の植物です。名前は果実がナスビに似ていることからつけられたそうです。(また果実になる時期にチェックしたいと思います。)花弁は5枚に見えますが、内側ではつながっているので合弁花です。また、花は葉腋(ようえき)と呼ばれる葉の付け根の部分につくのが特徴的です。(下の写真では分かりにくいので、写真の右上にイラストを描いてみました)                                        
こんな小さな花なんて他の人は誰も知らない。植物観察している人だけが気付けるというのも植物観察の魅力なんです。

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