春になると野草で一際目につくのが紫の花をつけた「ヒメオドリコソウ」と「ホトケノザ」です。慣れてくるとこの2つを見間違うことはないのですが、初めての人にとっては見分けが少し難しいようです。どちらも同じ「シソ科」の仲間なので似ているかも知れませんが、葉の形を見れば違いがよく分かります!シソ科の植物は茎が四角形をしているのが特徴です。茎を触ってみるとよく分かりますよ。
こちらが「ヒメオドリコソウ」(3/25 清教学園で撮影)。…踊り子が踊っているように見えますかね??
こちらが「ホトケノザ」(4/5 清教学園で撮影)。葉を仏様が座る蓮座に見立てて「ホトケノザ」です。
ホトケノザには2種類の花がついているのが分かりますか??細長い花が通常の「開放花」で、根元にある小さなピンクの丸いのが「閉鎖花」です。開放花は他の同種個体と交配する(虫が花粉を運んで受粉する)ので、遺伝的には多様ですが、交配できる可能性が低くなります。一方閉鎖花はその個体の中で交配するので、遺伝的には多様にはなりませんが(いわゆるクローン)、確実に交配できるので、子孫を残せる可能性は高くなります。…開放花や閉鎖花にはそれぞれメリット・デメリットがあるのですね!
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