2017年7月21日金曜日

ホタルブクロ

理科部のブログでも一度紹介しましたが、こちらの別ブログでもホタルブクロを少し詳しく説明しておきます。
本校のグラウンドに降りていく坂で野生のホタルブクロが咲いていました(6/17に撮影)。ホタルブクロはキキョウ科の多年草で、「ホタルを入れるための袋」として利用していたことからその名がついたそうです。関東では紅色、関西では白色のものが多いです。花は花弁が合着している花冠である「合弁花冠」であり、鐘型をしています。


またホタルブクロは両性花(雄蕊と雌蕊を合わせ持つ)で、雄蕊(雄しべ)が先に成熟し、雌蕊(雌しべ)は後から成熟する「雄性先熟」と呼ばれる仕組みを持っています。

〜雄性先熟って??〜
植物は雄蕊と雌蕊を持つ両性花が多いです。ただし、自分の花粉で受粉(自家受粉)してしまうと、遺伝子的多様性が低くなってしまいます。それを避けるためにいろいろな工夫があるのです。その一つが雄性先熟で、先に雄蕊が成熟し、昆虫に花粉を渡します。そして雄蕊がしおれてから雌蕊が成熟し、他からやってきた昆虫から花粉をもらって受粉します。(他家受粉)





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